キャンドル Q&A
キャンドルの疑問を一気に解決!
知っているようで知らなかった。 正しい使い方やトラブル対処法などをご紹介。
基本編
ロウソクの原料は?
ほとんどのロウソクは、石油を精製する際に出るパラフィンワックスが主原料です。
パラフィンは牛乳パックや化粧品にも使用されている安全性の高い材料です。
最近ではパームヤシや大豆(ソイワックス)からとれる植物性ワックスや、天然ガスを原料としたキャンドルにも注目が集まっています。
ロウソクに使われる芯の原料は?
芯糸は綿を撚(よ)ったり編んだりしたものです。
太さや編み方を変えて最適な燃焼時間や炎の大きさになるように仕上げられています。
ロウソクはどうやって燃えるの?
まず芯が燃え始め、その熱で溶けて液体になったロウが毛細管現象によって芯に吸い上げられ、炎に熱せられた液体が気化します。
気化したガスが燃焼するので、ロウソクには芯が必ず必要になります。
使い方編
キャンドルの使い方で気をつける点は?
キャンドルを使用するうえでのお約束
- キャンドルは必ずガラスや陶器などの不燃性のホルダーにセットしてお楽しみください。
- 周りにカーテンや紙などの燃えやすいものがないかもチェック。
- 安定した平らな場所に置きましょう。
- 小さなお子さんやペットには十分注意し、手の届かないところに置いてください。
- わずかでもエアコンや扇風機の風が当たるところでは燃焼の問題が発生するので避けるようにしてください。
- 火をつけるときは、芯をまっすぐに立て芯の根本に火をつけます。
- 柄の長いライターやマッチの使用をおすすめします。
- 異常燃焼の原因となるのでマッチ等の燃えカスやホコリやゴミが残らないようにご注意ください。
- 芯の先端に火をつけると芯だけが燃えて途中で消えてしまうことがあるのでご注意ください。
- 火をつけたキャンドルのそばに紙や布を置かないように注意してください。
- 火を灯したらその場を絶対に離れないでください。
- 就寝前には必ず火を消してください。
- 火を消すときに水は使用しないでください。
- 息で勢いよく吹き消すと、溶けたロウが飛び散るのでご注意ください。
- 溶けたロウは熱くなっているのでやけどに注意してください。
- 火を消すときはピンセットなどで芯をつまんで溶けたロウにつけてすぐに芯を起こしてください。
- キャンドルは高温多湿を避け、直射日光の当たらない場所に保管してください。
応用・対応編
キャンドルだけだと暗くないですか?
キャンドルのあかりを楽しむために、蛍光灯などの直接照明は消すほうがよいでしょう。
キャンドルだけでは暗いと感じる場合は、電球色の間接照明で明るさを補うことをお勧めします。
キャンドルのほのかなあかりは、陰影が強調されて部屋が広く見えたり、人や料理を美しくみせる効果があるといわれています。
海外のレストランなど、暗めの空間でキャンドルを灯して食事をするのはそのためです。
途中で火が消えてしまったら
多くの場合、溶けたロウに芯が埋まってしまったのが原因です。
溶けたロウを新聞紙などの上に捨ててから、もう一度火をつけてください。
固まったロウに芯が埋まってしまった場合、ロウがまだ柔らかいうちに芯の周りのロウを芯を削らないように注意しながらスプーンなどで削ってください。
火が小さくなってしまったら?
いったん火を消して、ロウの液だまりを捨ててください。
また、芯の周りのロウを削って、露出している芯の長さを長くしてください。
表面をニスで仕上げたキャンドルや色つきの装飾キャンドルは、ニスや顔料が芯にからみついてロウの吸い上げが悪くなっている場合もあります。
芯の先に黒い塊ができり、芯が長すぎて炎が大きくなったときは、ハサミなどで取り除くと適正な炎に戻ります。
キャンドルを消すときは?
芯をピンセットなどでつまんでロウの中に倒して火を消し、すぐに芯を起こしてください。
こうすると、芯がロウでコーティングされるので煙が出ず、再点火しやすくなります。
勢いよく吹き消すと、溶けたロウが飛び散ってしまうので注意して下さい。
キャンドルホルダーや燭台についたロウは?
燭台の内側についたロウは、60度以上のお湯をかけて溶かしたあと乾拭きをしてください。
お湯を注ぐ
ロウが溶けて浮かんできます
お湯ごと器に流す
× このとき使用したお湯や溶けたロウは配水管の中で固まってしまうので、シンクや配水管には絶対に流し捨てないでください。
ロウを取るために、こちらの製品もお勧めします。
服や布にロウをこぼしたら?
クリーニング店に相談すれば大抵の場合きれいに落ちるそうです。
クリーニングに出せないものは、柔らかい布やティッシュで上下に当て布して、低温に設定したアイロンを押し当ててみてください。
熱で溶けたロウが当て布に染み込ませればある程度はとることができます。
素材やキャンドルの色によっては完全にとることができない場合もあるのでご注意ください。
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